期末テストの勉強はいつから始めるのが正解?暗記科目を中心に解説!

定期テスト勉強はテスト3週間前から始めましょう。

塾に来ている子どもたちの中学校の1学期の期末テストは6月の中頃に行われます。今年は6月の15日から17日の3日間です。1学期はこの期末テスト1回のみです。その結果として、1学期の成績はこの1回のテストで通知表の評価が決まります。

もちろん、普段の授業態度や小テストも評価に入りますが、この定期テストの結果は評価の大きなウエイトを占めているのは変わりません。そう考えると、このたった1回のテストをどのように取り組むかで、内申点が大きく左右されるということになります。

私が住んでいる福岡県の入試の仕組みにおいては、この内申点が大きなウエイトを占めています。当日の入試の点数ももちろん大切ですが、学校によっては内申を重視しています。なので、いくら入試前に実力が伸びてきたとしても、内申が足りず不安な思いをする受験生が多くいますし、実際に不合格になる子もいます。過去に戻って定期テストをやり直すことはできませんから、今のうちから定期テスト対策には力を入れていきましょう。

今回は理科や社会、技能教科(副教科)を中心に勉強の仕方を解説します。

1.3週間前からの「3~5日間」

この時期は、これから勉強する試験範囲の下見をする時期です。全体を見渡して、どんなことを今まで勉強してきたのか確認をします。

  • その1.教科書を読む

読み飛ばしを防ぐために音読と言いたいところですが、今は確認作業をしているだけなので黙読でも良いと思いまいす。一回読んでわからなかったところは線を引いたり、付箋を貼ったりしてチェックを入れておきます。

この時は「覚えよう!」と思っていはいけません。ただ確認するだけです。

  • その2.資料集に目を通す

社会や理科など資料集があるものは隣に置いて参照しながら教科書を読みます。この時、学校の授業でどんな使われ方をしたのか思い出しましょう。思い出すだけなので、簡単です。

この時期はまだ試験範囲まで学校の授業が進んでいないはずなので、学習負荷はかなり低いはずです。

2.「10日前」まで

この時期にしっかり教科書を読み込みます。計7~10回は読むことになります。

  • その1.教科書の分からない部分をチェックする

1-その1の下見でチェックを入れたところの理解をします。学校の先生や塾の先生に質問したり、自分のレベルにあった参考書を用意するなど、時間をかけないようにすることがポイントです。

  • その2.教科書をノートにまとめる

細かい部分まで読み込みながら、全体を把握するためにノートにまとめます。最初は慣れないので教科書ガイドや参考書の図解部分を写すだけでもOKです。

  • その3.教科書を音読する

音読のときに引っかかる部分やもたつく部分は「理解があまい」部分です。しっかりチェックしておきましょう。

  • その4.教科書+チェックペン

教科書にチェックペンを引き、チェックシートで隠しながら読みます。用語や年号、数値を消したものと解説・説明を消したものの2種類用意するのが理想です。そのために、チェックペンは2本色違いで持っておくことが理想です。

自分で消した部分を見て瞬時に答えが思い浮かばない時は、シートをずらしてすぐに答えを見てください。シートで隠しながら読むときは、読むペースが落ちないようにすることを心がけます。

全て答えを見ずに読める様になったら、合格です。

さらに、定着させたい場合は「書き取り」を同じ要領で行います。こちらがスムーズに出来るようになったら本当の本当に合格です。

3.試験5日前まで

  • その1学校のワークや対策プリントを解く

この段階でしっかり学校のワークを片づけましょう。ワークがない場合は教科書準拠の問題集を用意しましょう。その問題集の基本問題に取り組みます。スムーズに解けない問題は答えを写して解き方を確認するだけでOKです。
単元単位で2~4巡繰り返して、全ての問題がスムーズに解けるようになったら、標準問題を同じように解きます。

試験直前5日間

この時期に仕上げを行います。試験直前は実践的な問題や応用問題に取り組みます。ここで、暗記した内容を自由に使いこなせる状態になっているか確認します。

  • その1.テスト対策プリント(応用問題)

問題を読んで答えを思い浮かべるまでに時間がかかったり、悩んだりするようならば勉強不足です。そういう問題はノートに書き出しておいて、直前に見直すと良いですね。「直前に見た問題が出た!」というあるある体験ができるかもしれません。

「正確に、スピーディーに」を目標にする

暗記科目において大切なことは「正確に、スピーディーに答えられるまで繰り返す。」ことです。

点数が取れないのは「わかった!(気がする)」「わかった!(かもしれない)」「わかった!(たぶん)」というレベルで勉強を終わってしまうからです。もちろんインプットをする作業も大切です。しかし、実はそれ以上に大切なのはアウトプットの作業です。「アウトプット」と「フィードバックからの再インプット」を繰り返して、スピーディーに答えられるようになってこそ「わかった!できた!」なのです。

これくらい丁寧に学習すれば90点はとれる!

そうは言っても、なかなかこんな理想通りには進まないのが本音だと思います。松島修楽館では毎日、毎日遅くまで子供帯がテストに向けて頑張っています。・・・
明日から期末テストが始まります。まだ、まだ、学習の手順通りに学習が出来ていない人もいます。これは今後の改善点として、今は今日まで頑張った全てを出しきってください。
直前期は難しい問題よりも基本に忠実に。出来ない問題よりサクサク、スイスイ沢山解けることが大事です。
明日は期末テスト1日目。頑張って来てください。

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